

企業間の取引においては主に「掛売り」が利用されています。よく耳にする言葉ですが、掛売りがどのようなものでどのようなメリット・デメリットがあるかを正確に説明できる方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、掛売りについてと、掛売りのデメリットを補えるサービスをご紹介します。
目次
掛売りとは
掛売りとは、商品やサービスの提供時には金銭のやり取りをせずに後日代金を回収する決済形態で、いわゆる「後払い」のことです。
具体的には請求書払いやクレジットカードでの支払いなどが含まれます。また、企業間取引だけでなく個人の買い物においても広く浸透しており、前述のものに加えてZOZOTOWNが実施している「ツケ払い」なども掛売りの一つです。
ちなみに、掛売りを用いた取引のことを「掛取引」もしくは「売掛取引」と呼び、後日支払われる予定の代金のことを「売掛金」と呼びます(買い手側にとっては「買掛金」にあたります)。
掛売りのメリット

掛売りを使うことで、以下のようなメリットがあります。
・メリット①業務の効率化
・メリット②取引先の資金不足による機械損失の防止
・メリット③大きな取引につながりやすい
メリット①業務の効率化
掛売りは買い手側と売り手側のどちらにとっても業務の効率化につながります。
もしも掛売りを使わなかったら、取引のたびに請求業務を行う必要があり、管理が非常に難しくなります。買い手側にとっても、現金管理が複雑になったり振込手数料が余計にかかったりといった手間やコストがかかってしまいます。
掛売りを使えば、月末に締めて翌月の31日に支払い、というように締め日と入金日を固定することで、一定期間内(1カ月単位であることが多いです)の取引を一括の支払いで済ますことができるため、非常に効率的であると言えるでしょう。
メリット②取引先の資金不足による機械損失の防止
掛売りの場合は支払いを後日に行うので、取引先が購入の時点で手元に現金がなくても、近いうちに入金される先月分の売上代金をそのまま来月支払う仕入れ代金に充てる、といったことが可能になります。よって、売り手側は、資金不足を理由に取引を断られることが少なくなり、販売機会の損失を防止することにつながり、逆に書いて側は積極的に仕入れを行うことができます。
メリット③大きな取引につながりやすい
お伝えしたように、掛売りでは売上代金を仕入れ代金に充てられるので、大きな取引になりやすくなる傾向があります。
そもそも企業間取引においては掛取引が一般的です。都度払いの取引は敬遠されがちで、掛売りを導入していない企業は取引の検討対象にすらなれないことも十分ありえます。
掛売りのデメリット

このように掛売りにはたくさんのメリットがありますが、一方でデメリットもあります。デメリットは以下の通りです。
・デメリット①支払い遅延や貸し倒れのリスクがある
・デメリット②与信管理をしなくてはならない
デメリット①支払い遅延や貸し倒れのリスクがある
支払い遅延とは、その名の通り期日になっても取引先から支払いがないことを指します。
そして、貸倒れとは売掛金や貸付金が取引先の倒産などによって回収できなくなってしまうことです。「焦付き」とも呼ばれます。
掛売りの場合、この支払い遅延や貸倒れのリスクがあります。
デメリット②与信管理をしなくてはならない
掛売りにて取引をする場合には、未回収のリスクを避けるために与信管理の業務が発生します。与信管理とは取引先の情報を収集・分析して取引先の信用力を判断し、それに応じた取引金額を設定することです。
▼「与信管理」についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
掛売りのリスクを抑えるためには
支払い遅延や貸倒れのリスクを抑えるためには、以下のような対策が必要です。
・丁寧な与信管理
・新規の取引を行う際は気を付ける
ただ、与信管理には多くの時間や人員が必要ですし、与信の基準が厳しすぎると機会損失につながり、緩すぎると貸倒れが頻発してしまいます。
また、いくら気を付けていたとしてもリスクをゼロにすることはできません。
掛売りのリスクを抑えるサービス
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まとめ
以上、掛売りの意味や、メリット、デメリットの説明でした。掛売りは日々の取引をスムーズに行うための方法です。リスクと売上のバランスを考えて正しく「掛売り」を行いましょう。