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業界情報

「パナソニック液晶ディスプレイ株式会社」が特別清算申請

法人名  :パナソニック液晶ディスプレイ株式会社

所在地  :兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町1-6

代表清算人:加藤知之

業種   : IPS方式液晶ディスプレイ製造

資本金  :5億円

種別   :特別清算申請

負債総額 :約5836億円

 

パナソニック液晶ディスプレイ株式会社は9月19日、神戸地裁姫路支部に特別清算を申請しました。申請代理人は柴野高之弁護士ほか一名、負債総額は2023年8月末時点で約5836億円となっています。

 

2004年10月、当時の株式会社日立ディスプレイズの出資により株式会社日立液晶TVディスプレイの商号で設立され、2005年1月に株式会社日立製作所、株式会社東芝、松下電器産業株式会社(現:パナソニックホールディングス)による合弁会社として正式に発足しました。

 

広い視野角を特徴とするIPS方式の液晶パネルの開発製造、保守サービスを手掛け、2008年3月期には売上高約1523億9300万円をあげていました。しかし、激烈な価格競争を受けて赤字が続き、2009年3月期には債務超過に転落しました。

 

2010年には当時のパナソニック株式会社の連結決算子会社となりましたが、その後も厳しい業況を脱せず、債務超過額が拡大していました。こうした状況に対し、パナソニックグループとしては当社事業である液晶パネル生産を終了し、自動車向け電池などの生産拠点として活用すると公表。しかし、米中貿易摩擦の激化などで業績改善に至らず、事業継続が困難であるとして徐々に業容を縮小し、2023年3月期には売上高約110億7300万円に対して当期純損失は約37億4700万円、債務超過額は約5832億1600万円となっていました。

 

こうしたなか、2023年3月末を以て完全に事業活動を停止。2023年度に入り、所有する工場等資産の処分・移管が完了する見込みとなり9月1日、存続期間の満了を以て解散し、今回の措置となりました。なお姫路工場の一部は現在、パナソニックホールディングス株式会社とトヨタ自動車株式会社の合弁会社「プライムネットエナジー&ソリューションズ株式会社」が電気自動車向け電池の生産工場として利用しています。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。

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