カテゴリ:未回収対策

貸倒れ事例集

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売掛金が回収できずに損失となってしまうことを貸倒れといいます。
ではこの貸倒れで実際にあった話をご紹介しましょう。

ケース1.取引先の倒産

先日、当社の20年来の取引先Aが民事再生法の適用の申し立てました。
以前から業績が良くないとの噂がありましたが、長年の付き合いと社長の人柄を信用し、担保徴収を行わないまま取引を継続していました。
A社に対する債権残高は受取済みの手形も含めると約1,000万円。先日参加した債権者集会では、会社がこのまま清算した場合の場合の弁済率は10%程度との説明でした。
A社は主要取引先でもあるため、今後の売上が喪失されるのは当社の死活問題となります。債権のカットを泣く泣くのみつつ、再生計画に賛成する予定です。
今になって何の保全対策を行って来なかったことが悔やまれます。

ケース2.新規取引先の遅延

~その1~
支払督促を行ったが・・・
売掛金回収には支払督促が良いと聞いたので、さっそく支払督促の手続きを進めました。その後、相手側が支払いに対して異議を申し立てたために、裁判になってしまい、その裁判もなかなか進まず、もう1年以上戦っている状態で、未だに回収できていません。

~その2~
裁判に勝った場合でも売掛金回収の裁判に勝ち、強制執行し取引口座の差し押さえを行いましたが、すでに相手側の企業の財産がほぼ無かったため、まったく回収できませんでした。手間がかかった割に、弁護士に対する費用のみ発生して踏んだり蹴ったりでした。

ケース3.取り込み詐欺

食品の卸売を行ってる取引先Cとは当初は少額の現金取引で2~3ヵ月続けて取引の打診が続きました。
ある日、当社の営業責任者のBにC社の社長より「X社(大手飲食店チェーン)との新規取引がまとまって、早急に商品が必要」との打診を受けました。
X社は東証一部にも上場している誰もが知っている優良企業で、X社との取引だったら回収も安心とのことで、今回から掛取引(90日サイト)による取引を承諾しました。
早速、C社に「Z(ブランド米)2,000万円分」の納品を行いました。
あとになって調べてみるとX社のチェーン店では「ブランド米Z」は一切使用してないことが判明。
不安を感じつつ、支払日を待ちましたが、案の定、C社からの入金は有りませんでした。C社は数週間はX社からの入金待ちと繰り返していましたが、しびれをきらして1ヵ月後にC社に直接訪問をしてみると、そこはもぬけの殻となっていました。
当社も新規取引先の開拓に力を入れ始めた矢先に、大きな詐欺に遭遇してしまい、今後の新規開拓に躊躇してしまう経験でした。

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